八方尾根再訪 <魅惑の春の雪山> 

_1230888-2.jpg
山荘から見る白馬三山
八方尾根再訪<夕景とか日の出とか>  の続編です。



さて、朝食も早々に終わらせ、私たちも出発します。 八方池山荘は 1830m
IMG_9648mM_convert_20170419143050.jpg
(photo by Laylaさん)



だけど、景色に見とれてなかなか進まない~ 
IMG_9655mM_convert_20170419143432.jpg
(photo by Laylaさん)



先は長いので、頑張りましょう
左から、双耳峰は鹿島槍、 続いて五竜、右側は目指している唐松岳方面です
IMG_9675mM_convert_20170420121201.jpg
(photo by Laylaさん)


ほどなく八方山ケルンです。 1974m
尾根の広い八方尾根は、濃霧や雪の時、道に迷いやすい・・・
そのため、過去にも遭難もあり、こうして、何か所にケルンが建てられています。
_1230896.jpg



DSC00940_convert_20170420120758.jpg
(photo by トレッキングさん)



こうしてみると、本当に広い尾根です。
_1230904-2.jpg





上部に行くと尾根らしい姿になりますが、このあたりはまだまだ広い。
_1230906.jpg



鹿島槍と五竜が 本当にすっきりとかっこいい
_1230908-2.jpg



ぐんぐん登ります。
IMG_9692mM_convert_20170420121052.jpg
(photo by Laylaさん)



顔のようなケルンは、 八方ケルン 2035m
_1230910.jpg


_1230915-2.jpg



左下の方に、階段が見えていますが、この下の方に、八方池があります。
現在は凍結していて、真っ白に雪をかぶり、池の存在を示すものはありません。
_1230916.jpg



池ちかくの稜線にて。 
_1230919.jpg



池の真上の 八方池ケルン2080m。 ここまでは、ハイキングコースです。
_1230924.jpg
(photo by トレッキングさん)


DSC00952_convert_20170420120830.jpg



yosiさんを真似る。 
IMG_9708mM_convert_20170420121128.jpg
(photo by Laylaさん)


ここから上は、夏でも登山装備が必要となってきます。
傾斜も段々と増してきました。
_1230929.jpg



休憩~  前ツメ付きのアイゼンとストック、  ピッケル装備の人や、まれにスノーシューの人もいます。
_1230936.jpg


このあたりだけダケカンバの林。 
_1230943.jpg



正面は難所の不帰峰、 天狗の大下り(キレット)のあとに、小さ目の不帰Ⅰ峰、 やや双耳峰の不帰Ⅱ峰(北峰と南峰)
三つギザギザしているのは、不帰Ⅲ峰です。  その隣に、ちょこっと見えるのが唐松岳です。
_1230949.jpg
はるか大昔、秋の連休に、白馬三山を縦走して、この不帰の険を通り、
あまりの険しさに精神的にすっかりやられ、
唐松岳のテント場でダウンしてしまったのを思い出します。



丸山ケルン近く、五竜岳を背景に、休憩する登山者。 カラフルなウェアが白い雪に映えます。
_1230956.jpg



雪があるこの時期、 どこでも歩けるのは、いいな。
_1230961.jpg



丸山ケルン 2430m
_1230958.jpg




あと少しだよ~
_1230990.jpg



夏道と違うけど、かなりの急傾斜
_1230999.jpg



慎重に・・・・・ 乗り越えると・・・・
_1240009.jpg



唐松岳の肩に到着~  正面は唐松岳2696m、 向うには、剣~立山、
中央下のまっすぐなのは頂上山荘の屋根です。 営業再開は、もう少し先です。
_1240015-2.jpg



のんびり休んでいるように見えますが、さすがにここまで来ると、烈風で、
時々は立っていられないほどの風です。
_1240016.jpg


_1240021.jpg



あまりの烈風と、メンバーの体調不良で、ここから引き返すことになりました。
唐松岳山頂と、向うの剣、立山方面をバックに、記念撮影~
またいつか来ましょう。
_1240037-2.jpg


DSC00973_convert_20170420120925.jpg
(photo by トレッキングさん)



引き返すと決まれば、即、下山。
_1240043.jpg



段々と天候が悪くなっていく中、 日帰りで来た人が、続々と登ってきます。 
_1240059.jpg



上を振り返る。  また来たいな~
_1240067.jpg



丸山ケルン、 このあたりは、絶好のゲレンデ、スキーヤーは全員外国人。
_1240073.jpg



山スキーを背負う人。
_1240086.jpg



ヒップそりで滑るトレッキングさん。
_1240089.jpg



モクモクと下り、八方池まで降りてきました。
_1240101.jpg



八方ケルンが見えてきました。
長い八方尾根、でもさすがに下りはずっと早い。
夏場は大きな岩がゴロゴロしている登山道ですが、雪に覆われていると本当に歩きやすい~
_1240110.jpg
雪山というリスクはあるけれど、天候さえ良ければ、ずっと歩きやすい春の雪山、
なんだかすっかりはまりそう。



八方池山荘と、リフトが見えてきました。
_1240119.jpg



八方池山荘到着は、14:00。
写真を撮りながら、ゆっくりゆっくりと登ってきました。 
夏と違う展望の素晴らしさ、 白き峰々、そして、アイゼンがよく効いて、歩きやすい春の雪山。
今回は、風がとても強く、山頂は踏めませんでしたが、 たっぷりと楽しめた山行でした。



みんなで行きたいから、と、今年の唐松登山をずっと待っていてくれたトレッキングさん、
宿の手配からなにから、本当にお世話になりました。
往復の運転もありがとうございました。 



山荘に預けておいた荷物をまとめて、再びリフトで下山します。
なかなかリフトで降りることはないので、とっても面白い(笑)
_1240126.jpg



ここの急斜面は、春になると、こんなコブコブ斜面になります。 私にはとても太刀打ちできない難しさ。
春は、腕(足?)に自信がある人だけが、楽しめるゲレンデになります。
_1240143.jpg
雪山も美しかったけど、カラフルなウェアが舞うゲレンデも、見ていて楽しいな。



ゴンドラアダムに乗り継ぎ、無事に白馬村に降りてきました。



楽しい、充実した2日間でした。




八方尾根再訪 <夕景とか日の出とか>

_1230873.jpg
モルゲンロートに染まる白馬三山



春になり、また八方尾根から唐松岳に登りたい!! そう思って、計画を立てるも、
色々な事情で実現できずにいましたが、 やっと再訪してきました。


2017年4月15日~16日  八方尾根から唐松岳へ
参加者 トレッキングさん、Laylaさん、私


藤岡にて集合した私たち3人、一路八方尾根を目指しました。
八方尾根スキー場、最上部の八方池山荘に泊り、夕景や日の出の写真を撮り、
翌朝、唐松岳に登頂しよう、という計画です。
天気予報では、土曜の午後から日曜は快晴、 だけど、全国的に荒れ模様の土曜日、
現地に近くなるにつれ、雨が降り出し、しかも、強風のため、八方尾根のリフトやゴンドラは運行中止・・・・・・


風が治まり次第、運転開始とありましたが、麓の方は大した風はないのに、
この春の時期は、上部のゲレンデを滑ることになります。
上部には、相当の風が吹いているようです。


仕方なく、買い物したり、温泉に入ったりして、風が収まるのを待つうちに・・・・・
なんと、13:00から運転開始!! 


八方池山荘に行くには、まず、ゴンドラアダムに乗り、うさぎ平へ。 そこからさらにリフトを2本乗り継ぎます。

営業開始を待っていたスキーヤーや登山者が、続々と上へ・・・・・
我々ももちろん上へ上へ。


が、ここで重大なミスを犯したのです・・・・・・・


時刻はすでに14時。 お昼がまだだった私たちは、お腹ペコペコだったので、
メニューの豊富な うさぎ平で、お昼を食べ始めていると・・・・・

なんと、強風のため、再び、ゴンドラとリフトの運転が中止されるとの放送が!!!

慌ててリフトに向かい、スキーヤーが全部降り、 
いったん停まっていたリフトに、登山者だから、と乗せていただきました。

ふぅ・・・・・・ 危ない所でした。



やれやれ、やっと着いた、八方池山荘。 滑り込みセーフでした。
_1230750.jpg
中には、割と多めの登山のお客さんがいて、ちょっとびっくり。
みなさん、直行されていたのですね。 



強風のため、リフト椅子を全部外したグラードリフト。
_1230754.jpg



山荘脇から、八方尾根を見上げる。 かなりの強風。
_1230760.jpg



白馬三山も雲に隠れています。
_1230763.jpg



かなりの強風に帽子を押さえるトレッキングさん。 時折、しゃがみこむような強風が吹きます。
_1230765.jpg



明日の天気は良さそうだけど、問題は、風、ですね。
_1230811.jpg



18:15分から 夕食となりました。 美味しそう~
20人弱の 毎日旅行会の団体さんがいたので、夕食は二部制でした。
_1230812.jpg



最近の山小屋はバイキング方式が多くなった?
いっただきま~す。
_1230813.jpg
おかずも美味しく、量も十分、サラダもありました。



夕食後、ちょっとだけ外に出て、テラスからの夕景を。
_1230815.jpg



昨年の夏は、6畳ほどの個室でしたが、今回は、2段ベットの上の階。
この山小屋は、お風呂もあるので、寝る前にひとっ風呂入って、ぐっすりと・・・・・
とはいえ、さすがに夜の8時に寝るのは、早すぎですが、いつの間にか寝ていました(笑)
風の音はゴーゴーと鳴り響いていました。



翌朝、4時に目を覚まし、身支度をしていると、もう出発する人たちがたくさん・・・・・
あれれ?  私たちは、朝食をここで取る予定です。
日の出を撮ろうと外に出ると・・・・・



旅行会の皆さんが、出発準備、
そして、出発していきました。 ちなみに 4:46です。
_1230817.jpg



おそらく一番手です。 右には、三脚をかまえるLaylaさん。
_1230823.jpg



ここで写真撮ってる場合じゃないかな? と見送るトレッキングさん。
でも、私たちは、存分に写真を撮りたいという目的もあるので、いいんじゃないでしょうか?
_1230837.jpg



山にかかっている雲も、すこしずつ取れてきています。
幸い、風は微風程度。 
_1230826.jpg



4:52  もうそろそろ?  左の建物は山荘、右はリフト駅
_1230835.jpg



5:00 ちょうど。 太陽が顔をのぞかせました。 雲の色がバラ色に! 
_1230847.jpg



5:03  雲の色が刻々と変化していきます。
_1230860.jpg



バラ色に染まる白馬三山 ・・・・・ モルゲンロート
_1230864.jpg



バラ色に染まる八方尾根と、 小さくなった登山者の列です。
_1230872.jpg
荘厳な日の出とモルゲンロートを見られて満足!




さぁ、私たちも支度して、早く行こう!!
_1230877.jpg




<涸沢で絶景を楽しむ> 時空を超えて 2

_DSC0181.jpg
涸沢ヒュッテからみた涸沢カール



山小屋の朝は早い、3時頃から 山に登る人は起きだして 出発~
登らない人は、5時から朝食(笑)
窓から、稜線が見えて、一気にテンションアップしました。



朝食をかきこみ、大急ぎでテラスにやってきました。
昨日、登ってきた横尾谷と正面は屏風岩。 その向うに見えるのは、常念岳かな?
予報に反して、なんと快晴の朝です!
_DSC0065.jpg



涸沢カールと、朝日が当たり出した前穂の稜線。 
_DSC0068.jpg



前穂から、吊尾根につながる奥穂には もう日が当たっています。
_DSC0072.jpg



カラフルなテント、たくさんの人たちが外に出てきています。 
むこうのウッドデッキは、涸沢ヒュッテ、そこにも朝を楽しむ人たちが。
_DSC0087.jpg



屏風岩からの日の出です。
_DSC0111.jpg



カールが一気に明るくなってきました。
一晩、熟睡できた~、と 復活したトレッキングさん。
_DSC0116.jpg



指さす先は、前穂高岳、山頂はギザギザに見えますが、右から前穂1峰、2峰、3峰、と固まって見えます。
その左の大きいのは、4峰、 その下は、5峰、そして6峰、
5峰と6峰の間のコルは、 「五六のコル」 と呼ばれ、下から登って行かれます。
全部岩登りの世界で、一般道ではありません。
_DSC0119.jpg

fc2blog_20160825205247cfc.jpg
(資料より)



いつまでも見ていたい景色だけど、名残を惜しみながら、小屋を後にします。
奥穂の山頂には、ガスがかかり始めました。
_DSC0139.jpg



きれいに整地されている登山道、ペンキ印もよく見えます。
_DSC0141.jpg



テントサイトまでやってきました。 人が歩く道もちゃんと整備されていて、
テントの下は、大きな岩などがよけられています。
_DSC0148.jpg



昨日、泊まった涸沢小屋、 右端には私
DSC00432_convert_20160825215506.jpg(photo by トレッキングさん)




お盆のころや、これから始まる紅葉時期、連休などは、向うに見える雪渓の下あたりまで、
テントがぎっしり並ぶ写真を 見たことがあります。
_DSC0149.jpg



混むのは嫌だけど、やはりこのテントサイトは素晴らしいな。
_DSC0151.jpg



涸沢ヒュッテのデッキに着きました。 ここからは、また素晴らしい絶景です。
_DSC0170.jpg
ちょうど正面が奥穂高岳、私の白い帽子のすぐ左上の馬の背のように見える尾根が、
奥穂高岳に登るルートのザイテングラードです。 
ここを登りきると、コルには、穂高岳山荘があります。




さて、40年前にここ涸沢でテント泊した私たち、こんな写真がありました。
テントサイトに着いたばかり、でしょうか?  ホッと一息して、くつろぐ夫っと。
奥に写っているのは、涸沢小屋です。 今はずいぶん大きくなったのですね。
もちろん、涸沢ヒュッテも当時からありました。 

EPSON004-3.jpg
ザイテングラードがくっきりと見えます。 コルに建つ山荘までは写っていません。



ここは少しだけ上に登ってきたところのようです。
EPSON004-2.jpg
夫っとは長髪ですね~、



涸沢二日目には、北穂高岳に登りました。 槍がきれいです。 それにしてもいい天気だ!
EPSON004.jpg
手前の石には、うっすらと 「北穂高岳」 と刻まれているのが見えます。 



そして、 前穂高岳がすごい!
EPSON001-5.jpg
まぶしいのか、目をつぶってますね~



北穂からは涸沢岳を経由して、穂高岳山荘まで下りました。
この涸沢岳通過が本当に怖い! 
EPSON005-3.jpg
右側は、「飛ぶ鳥も越すのが難しい」 と言われる滝谷が、すっぱりと切れ落ちています。




下からガスが吹き上がっていて、恐ろしげです。
EPSON006-2.jpg



コルに建つ穂高岳山荘を経由して、ここがザイテングラード。 真下には涸沢のテントサイト。
写真の下部に、後ろ向きで下る私が写っています。
EPSON006-3.jpg
滝谷を通過してきたので、見た目より怖ろしくなかったよう覚えています。






この時の怖さと、感動が忘れられなくて、岩登りを始めた私たち、翌年の5月の連休、再び涸沢にやってきました。
今度は、涸沢ヒュッテに泊まり込み、ガイド協会のツアーに参加、
雨にたたられ、停滞するも、最後の晴れの一日、念願の前穂高の岩をガイドさんと一緒に登りました。
その時の前穂高山頂での記念写真がありました。


EPSON001-4.jpg


後の二人がガイドさん、私たち夫婦は左側のガイドさん、渡辺さん。
もう一人のガイドさんの重野さんのお客さんが 写真を撮ってくれました。



前穂高の五六のコルから登り、前穂高山頂、遠景は奥穂高岳
ガイドさんと一緒でしたが、ちゃんと夫っととアンザイレンして、登りました。
前穂高に登頂後、吊尾根を通って奥穂高、穂高岳山荘を経由して、涸沢ヒュッテに戻りました。
最高に充実した一日だったことでしょう。



忘れかけていた思い出でしたが、写真を見ていたら、どんどんと蘇ってきました。



一時、岩登りに夢中になっていたものの、谷川岳幽の沢を最後にして、私たちは止めることにしました。
二本の足で歩けるところにしよう、と。



そんな思い出いっぱいの涸沢です。  もう少し、今の展望にお付き合いください。



さて、気分を変えて~、  涸沢ヒュッテのデッキですよ~
_DSC0195.jpg
ヒュッテは、モレーンという堆石が小高い土手のようになった場所に建てられています。
つまり雪崩の影響のないところ。
このデッキの下が、宿泊棟になっているようです。



ヒュッテの名物は おでん、だそうですが、朝食後の私たちは、ここでコーヒーを飲んで、
ソフトクリームも(笑)
_DSC0193.jpg



中央に並んでいるのは、数家族で来ていた子供連れ、だいたい小学校低学年くらいかな?
_DSC0196.jpg
仲良しのお友達家族と一緒で、子供の内からこんなきれいな所に来られて、うらやましい限り。
とはいえ、すぐに大きくなる子供用に、登山靴やザック、雨具にポールなど買い揃えるのは大変だなぁ、と。。



DSC00453_convert_20160826003033.jpg(photo by トレッキングさん)




DSC00472_convert_20160826002933.jpg(photo by トレッキングさん)



いつまでもとどまりたい、と本気で思えるような涸沢カール、
ですが、そろそろ下る時間も近づいてきました。
_DSC0160.jpg






最後に・・・・・


40年前の私たち・・・・・ですが、
涸沢に二泊したあと、私たちは、横尾には戻らず、屏風岩を抜けて奥又白谷に出るパノラマコースを帰途に選びました。
その途中です。
EPSON003.jpg
涸沢のカールが小さくなってきて・・・・



こんな絶景が望めました。
EPSON002.jpg
涸沢ヒュッテも、涸沢小屋も、穂高岳山荘やザイテングラードも全部見えています。
屏風の頭からの展望です。  



そして槍ヶ岳、20代の私は、なんだかまだ子供っぽい。 
EPSON006.jpg




奥又白谷で休む・・・・・・
EPSON005-2.jpg
この日は、天気が崩れてきて、途中雪にも降られ、徳沢園に宿泊しました。




今回、何十年ぶりに行こうとは思ったけれど、初めは、弱気の虫が出て、
横尾まで行ければいいかな? 涸沢は行けなくても? と思っていた私、
トレッキングさんが、 「涸沢行ってみましょう」 と 背中を押してくれなかったら、行かれなかったかもしれません。
いつもながら、仲間の後押しには、本当に感謝しています。



かなりバテて到着した涸沢でしたが、 なんとなく、 この先、もう一度登ってみたい、北穂、奥穂、
行かれるかは わかりませんが 笑



あちこちですれ違った若い人たち、朝、上高地を出て、テントを持って、その日の内にザイテングラードまで
登ってしまう、そんな人たちをたくさん見て、うらやましいけれど、
今は、無理なく、危険なく、楽しめればいいかな?とも思えるようになりました。



思いがけず、昔の自分とも向き合えたし(笑) 頑張っていたね、楽しかったね、と 若い私に声をかけて、
でも、今の私も楽しいよ、と言えるのが嬉しい。



これからも、無理なく楽しく山歩きを続けて行きたいと思っています。
お仲間の皆様、よろしくお願いします。


<上高地から涸沢へ> 時空を超えて 1

_DSC9972.jpg
河童橋から眺める岳沢



上高地、日本を代表するリゾート地であり、同時に北アルプス、穂高岳、槍ヶ岳山群の玄関口、
山が好きな人には、あこがれの地、ですね。


上高地に行ったのは、何年前の事でしょうか。
昔、山によく行っていたころ、20代前半、そのころに何回か通い、その後、10年前以上に
夜行日帰りで行った記憶がありました。


今年は唐松岳、燕岳と、たて続けに北アルプスに行く機会がありました。
そして・・・・・・
この夏が終わる前に、なんとしてでも上高地に行きたい!という思いがふつふつと湧いてきました。


上高地は、帝国ホテルや大正池、河童橋で有名ですが、本当に行きたいのは、そのずっと先、
涸沢カールです。
涸沢は、奥穂、前穂、北穂にいだかれた、カール状の地形、ぐるりを3000mの山々に囲まれた登山の聖地、
上高地からは、徒歩で6時間はかかります。
そしてその後半の3時間は、時には急坂も連続する登山道、もはやスニーカーでは行かれない所、


行くことに迷いはなかったけれど、少し心細い気持ちもあったので、
いつもの山仲間に声をかけてみました。 
急なお誘いだったけれど、トレッキングさんが付き合って下さることになりました。 
持つべきものは 友、 ですね~



山友、と言っても、小屋泊の二人旅、やはり気になるので、出張先にいる夫っとにお伺いをたてる・・・・
と、行ってらっしゃい、と。 おお~、心が広いね、夫っと。
では、行ってくることにします。

久しぶりに涸沢に行きたいね、と話していたので、今の私たちに行かれるか、下見してきますね。



早朝に出発し、上高地~涸沢まで、涸沢小屋宿泊、 翌日下山、 
涸沢で、山々を眺め、写真に収めるのが目的の山旅、
上高地が好きで何回も訪れているトレッキングさんですが、涸沢は初めて、
そして、私は、なんと40年ぶり近い再訪、
山の神は微笑んでくれるでしょうか?


2016年8月20日~21日 上高地から涸沢へ



朝の上高地
_DSC9960.jpg
観光バスが何台も停まり、次々にお客さんをおろしていきます。
今日は朝からあおぞら!!
早朝に日光を出発した時には、雨ふりでした。 



バスターミナルから歩いてすぐ、河童橋です。
_DSC9964.jpg



橋の上に立ちます。
fc2blog_201608231615008a7.jpg



DSC00351_convert_20160824072333.jpg
(photo by トレッキングさん)



下流には、焼岳
_DSC9971.jpg



河童橋を過ぎると、林の中を進み、梓川ちかくのきれいな沢にそって歩いてきます。
_DSC9979.jpg



_DSC9981.jpg



明神を過ぎ、徳沢まで来ました。 草原のキャンプ場です。 ここまで2時間、
_DSC9994.jpg



井上靖の小説 「氷壁」 の舞台となった 「徳沢園」 別名 「氷壁の宿」 があります。
こちら側は食堂、奥が宿泊棟となっています。
fc2blog_201608240631433d2.jpg



一帯は、草原が広がり、のびやかなたたずまい
ここにテント泊して、のんびりする、というのも、とっても素敵。


ですが、すぐ近くの 「新村橋」 を渡ると、そこは、クライマーの聖地、奥又白谷、
普通の登山の人は寄りつけません。
_DSC0008.jpg

DSC00363_convert_20160824085101.jpg
(photo by トレッキングさん)


私たちは橋を渡らずに、なおも梓川左岸を進みます。
次のポイント、横尾に着きました。



立派な横尾大橋を渡ると、横尾谷となり、涸沢に近づいていきます。
直進すると、槍ヶ岳の下部、槍沢方面となる分岐点です。
正面の山は屏風岩。
_DSC0017.jpg

DSC00370_convert_20160824073137.jpg
(photo by トレッキングさん)




山旅を終えてから、ふと、昔はどうだったのだろう?と、40年前の写真を探し出しました。




この橋が、横尾橋、 昔はこんな小さな木の橋だったのですね。
そして、なんと、夫っとです。 キスリングを背負っています。 スリムで若い! しかも長髪だ 笑
これから初めての涸沢でテント泊するところです。
EPSON001-2.jpg
40年前のカラー写真です。



そして、私 (汗)  屏風岩の下部の河原で休んでいるところ。
私のキスリングは、確か20キロはあったように覚えています。
夫っとのは25キロだったかな? 
EPSON003-2.jpg
母が編んだセーターを着ています。
季節は秋、いや、初冬というべきか、10月中旬です。


さて、横尾大橋を渡り、いよいよ横尾谷に入って行きましょう。
fc2blog_20160824063233c74.jpg
2時以降は入山するな、とありますが、ここから3時間かかるのです。



しばらくはゆるやかな登り、屏風岩を半周するように、巨大な屏風岩をぐるりと回り込んで行きます。



屏風岩の頭  ここの岩場は国内最大規模だそうです。
_DSC0031.jpg



そして、本谷橋までやってきました。 ここからは、いよいよ登山らしくなっていきます。
_DSC0039.jpg



橋を渡るトレッキングさん、 結構上下に揺れます。
_DSC0042.jpg



40年前の本谷橋は、こんな橋でした。 河原の木造の橋です。
大雨でもあったら、流されそうです。
EPSON001-3.jpg



オオカメノキの赤い実
_DSC0045.jpg



かなり大きなガレ場があります。
_DSC0046.jpg
立ち止まらずに、ススメ、と あります。
ペンキ印を頼りに、慎重に進みます。



この日は低くガスが垂れ込めて、山々の展望はのぞめません。
ガレ場を過ぎると、はるか向こうの丘のようなところに、なにかが見えてきます。
_DSC0051.jpg



アップしてみると、山小屋とテント??
_DSC0051-2.jpg



あまりにも遠いので、ただ、足元を見ながら、黙々と登りますが、もうすでにバテバテのヘロヘロです。
いつもより少し荷物が重いせいもあるのかな? 
あまりにも体力がなくて、ちょっと凹みました。



涸沢小屋へは右、涸沢ヒュッテとテント場へは左、の分岐に着きました。
大きな人は外人さん、テント泊のザックを背負っています。、が、足元は、なんとサンダルでした! 
多少、がっちりとしたサンダルで、かかとを止められるようにはなっているけれど・・・
そして、後から奥さんらしい人が 空身でえっちらおっちら・・・・・・
奥さんの足元も、やっぱりサンダルでした。
fc2blog_20160823165021c13.jpg
一緒に映っている女性は、道を教えていた人、奥さんではありません。



そしてついに涸沢ヒュッテちかくのテント場
でもまだ遠い、 この頃には、すっかりバテて、足が重い~
_DSC0053.jpg
これで稜線でも見えれば、カラ元気も出るかもしれないけれど、このガスが・・・・



カラフルなテントの向うの赤い屋根が、涸沢ヒュッテ、
私たちの今日の宿は、涸沢小屋なので、ここからまだ少し登らないと・・・・
もうすでに、写真を撮る気力なし・・・・・・
_DSC0055.jpg



そして、20代の私もここでテント泊しました。
私たちのテントは欧州山荘製の赤いカマボコ型、向うに見える三角のテントに時代を感じますねぇ。
EPSON002-2.jpg
10月半ばというのに、向うに見える雪渓は この8月のより大きい!
稜線にはすでに雪。



そして、雨が本格的に降り出したころ、やっと涸沢小屋に到着しました~
fc2blog_20160823161604719.jpg



小屋の内部です。 この日は土曜日なので、やはり混んでいますね。
ここは大部屋で、当然相部屋、だけど、1人1組の布団が用意されているので、これで十分。
涸沢ヒュッテに電話したら、1つの布団を2人で使うかもしれない、と言われていたので、
涸沢小屋にして 大正解でした。
_DSC0059.jpg
鍵のかかる更衣室や、濡れた衣類を干す乾燥室もあるので、問題ありません。



ただ、食事は二部制、5時と7時、私たちは遅い方の7時スタート。
fc2blog_20160823161714deb.jpg



食事を待つ間、外に出てみたら、わずかな時間、ガスが晴れて、テント場が見渡せました。
_DSC0063.jpg
明日の予報は・・・・・とボードを見たら、無情の 雨のち曇り・・・・


うう~ん、ここまで来たのだから、かっこいい稜線を見たいなぁ・・・・・・・


することもないので、食後の8時には就寝・・・・・・・
寝不足のトレッキングさんは、7時半には爆沈(笑) 
山小屋の夜は早い(笑)




燕岳 2 白砂の絶景を見る

tubakuro.jpg
燕岳山頂にて


2016年8月8日


山頂に向かう途中、姿を現した槍ヶ岳
_1170328.jpg



高瀬川に向けて深く切れ込んだ谷と、白砂の斜面には、コマクサの群生。
_1170334.jpg



35分の距離の山頂だけど、なかなか着きません。 あちこちで足を止めて、同じような写真を・・・
何枚も撮ってしまいます。
_1170337.jpg



振り返れば、燕山荘と夏の雲。
_1170343.jpg



こんなに天気が良くて
_1170349.jpg



こんな景色を楽しめるのですから~
_1170350.jpg



遠望に槍ヶ岳、深く切れ込んだ谷と、コマクサ・・・・・ 
頑張って登ったご褒美なんですね~
_1170353.jpg



夏空と雲、花崗岩がかっこいいなぁ、と撮っていると・・・・・
トレッキングさんが手招きを・・・・・
_1170361.jpg



すぐ上が、有名な イルカ岩 でした!
_1170367.jpg
自然の造形美はすごい!



_1170365.jpg



3e96174126101439905ea057fa4327a3.jpg
(photo by やまとそばさん)




雲も取れてきて、表銀座の縦走路もくっきりと見えました。
いつか、(できればこれからでも) 歩きたい!!
_1170380.jpg



いつまでも見ていたい景色、
_1170389.jpg



それだけではない、足元も・・・・・
_1170398.jpg



頭上も・・・・・・・
_1170401.jpg

_1170405.jpg

_1170407.jpg


メガネ岩だそうです。
_1170412.jpg


baacdf8a72b3714d44b6ff4fb39e8119.jpg
(photo by やまとそばさん)



風雨の浸食って、すごいんだなぁ。
_1170417.jpg



どこまでも続いているような階段
_1170424.jpg



稜線一帯が、まるで箱庭のような
_1170426.jpg



そしていよいよ
_1170428.jpg



山頂です。
_1170438.jpg



控えめなプレートがありました。 山頂はとっても狭いので、
一段下で、お昼ごはん。
_1170431.jpg



02463a976ef3bfe4ab9571af59bec90b.jpg


絶景も楽しんだので、燕山荘に戻りましょう。
立派な山小屋です。 泊まってみたいですね~
_1170446.jpg



小屋の先までちょっと行って、槍ヶ岳をバックに。
_1170447.jpg



この縦走路は、相当そそられます。
(晴れていれば)一日中、槍を見ながら歩けるんですね。
_1170455.jpg



小屋に戻って、一休み、なんと、いちごミルク 笑
牛乳に凍ったイチゴの塊がドボンと、 そろそろと崩しながら、いただきます。
_1170462.jpg



_1170465.jpg



_1170464.jpg


こんな稜線で夕焼け、星空、朝焼け、みられるなんて、素敵ですね~ 
昔のテント泊、思い出しながら・・・・・ 下山しましょう。
_1170473.jpg


直下のお花畑は、ここあたりだけ。
_1170474.jpg


槍ヶ岳とも、そろそろお別れです。
_1170475.jpg


まだまだたくさん、登ってきます。
_1170477.jpg


合戦小屋に着くと、これから登る人で大混雑。
下りは・・・・まだ早めなようで、あまりいません。



富士見ベンチ
_1170484.jpg
お二人揃って、高速下山・・・・・本当に早いこと!
私は・・・・私のペースでね。


夏休み、とあって、子供連れ、ファミリー登山がとても多かったけど、
一番驚かされたのが、このファミリー。
第二ベンチで、ゆっくりしていましたが、なんと、子供4人、上3人は男の子、揃いのTシャツ姿、
長男3年生、2番目君は、1年生くらい?  末っ子ちゃんは多分女の子。
おむつが取れるか取れないか? というところ、背負子持参でした。
はぁ、ご両親、頑張りますねぇ。
頼もしいお父さんに、美人のママさん、 若いって、素晴らしいわ~
_1170486.jpg
若い人たちが頑張っている姿を見るのは、なんにしてもとっても気持ちの良いものでした。
子育て、頑張りましょう!



そして、子育ての終わった私たちも、無事に登山口に 到着~
_1170488.jpg


いいお湯で、汗を流して、さっぱりして、 帰宅の途につきました。


今回も、よいお天気に恵まれて、最高の 北アルプス第二弾でした!
トレッキングさん、やまとそばさん、ありがとう。


また行きましょう!!!




プロフィール

jhety

Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ