白馬岳に登る <坂の上の雲へ続く稜線>

_1280636.jpg
小蓮華山への稜線



山小屋の場合、小屋で朝食を食べる人はむしろ少数派、半数は、朝食時間よりずっと早く出発です。
もちろん、山の天気を考えると、早立ちはいいとは思うけれど、天気が崩れない限り、写真を撮りたい私たちは、ゆっくりと朝食を食べました。
とは言っても、5時半です。



その後、支度を終えてからレストランでコーヒーも飲み、再び山荘前で撮影タイム。
ここ白馬岳、その次に杓子岳、そして白馬槍ヶ岳が、連なっている白馬三山、
_1280481.jpg



東南?に目をやれば、左に八ヶ岳と富士山、Laylaさんの頭の上は、南アルプスです。一位の富士山と二位の北岳が一緒に見えます。 
予報より雲が多くなってしまったけれど、高曇りなので、山々は良く見えています。
_1280488.jpg
ブルーの山並みと、その間を埋める雲海が美しい・・・・・・



そして、なんと言っても、ここから見える最高の景色は、この剱岳と立山連峰でしょう。
_1280496.jpg



眼下の村営小屋と剱岳
_1280499.jpg



さて、いよいよ重い腰を上げて、出発しましょう。 小屋泊まりでは、私たちが最後の出発となったようです。
DSC01577_convert_20170907100323.jpg
昨日はすっかりバテだけど、食事もとれたし、睡眠もOK、さて、今日は長丁場となりますが、体力はもつかなぁ??



小屋から登って行くと、あれ? 
_1280506.jpg
花博士のLaylaさんは、もうトウヤクリンドウに夢中です。



コンスタントに登っているLaylaさんは、体調ばっちりの様子。 悩まされていた高山病とも、もう無縁かな? 
_1280508.jpg
トレッキングさんは言うに及ばず、なので、やっぱり私がお荷物にならないように、今日も頑張らないと・・・・・ 



富山湾と黒部川、そして能登半島、夜、晴れていれば、漁船の漁火が見えるそうですが、昨夜は雲の下でした。
_1280510.jpg



そして白馬村、 雲が多くなっていて残念です。 予報では、もっと晴れそうでしたが・・・・
_1280511.jpg



そして、本日2回目の白馬岳山頂です。
_1280516.jpg
朝一で登ってきたときより、重いザックを担いでいる今の方が体調がいい?  もしかして、朝食効果?  まぁ、どこまで続くかな?



記念撮影~
IMG_4522_convert_20170907100557.jpg



さきほど、見かけたルンタを見てみます。
_1280529.jpg



ルンタ(あるいはタルチョーともいうようですが)とは、チベット仏教の魔除けと祈りの旗で、山頂や寺、峠などに掲げるものです。


ヒマラヤ登山の写真で、山頂に掲げてあったり、ベースキャンプのテントに結び付けられているのを 見ることがあります。


青、白、赤、黄、緑色の5色の旗で、四角い形をしています。 こんな風に、チベット仏教の経文が印刷されています。
だれか、ネパールの人でも、白馬岳に来たのでしょうか?  国際的ですね~


_1280531.jpg



山頂でまたもやのんびりしましたが、いよいよ今日の縦走路~を歩き始めます。
_1280536.jpg



うすいクリーム色をしていますが、トウヤクリンドウ というリンドウなんですね、 たくさん咲いています。
_1280545.jpg



長野、富山、新潟の三県の境目、三国峠に近くなってくると、 長池が見えてきました。
写真の上の方へいくと、雪倉岳の方なのでしょうか。
_1280554.jpg



私たちはこちら、まずは小蓮華山を目指します。 のっぺりとした山容ですが、じわりじわりと登るのが案外きついかも。
_1280562.jpg



振り返ると、こちらは荒々しい山並み、白馬岳、白馬槍、そして遠くには、鹿島槍かな?
_1280566.jpg


白馬岳と鹿島槍の間に、穂高連峰と槍ヶ岳が見えてきました! こういう景色を見ながら歩くのは、至福の時間です。

そして、ジワリと雲が這い登って行く緑の稜線は、唐松岳に続く八方尾根です。
八方尾根から唐松岳に行った時、この白馬三山をずっと眺めていたのを思い出しました。



_1280573.jpg



そしてその下方に見えだしたのは、昨日の白馬尻小屋です。
_1280576.jpg



ここから自分の足で登ってきたんだ~ と 感慨深い…
_1280577.jpg



そして行く手のたおやかな稜線~、そろそろ小蓮華山です。
_1280584.jpg



小蓮華山は、新潟県の最高峰だそうです。
_1280588.jpg



そして、小蓮華山からは、今日の中継点、白馬大池が見えてきました。 わぁ、きれいだぁ、初めてです。
_1280600.jpg



もう一度、後を振り返ると・・・・・・ また角度が変わり、今度は昨日登った大雪渓が見えてきた!
_1280604.jpg



大雪渓の上部付近です。 果たして、晴れていても、雪渓からはここは見えないかもしれないな。
_1280610.jpg



小蓮華山を下ります。 向うには、今日のゴール、栂池自然園の建物が見えています。 ここは白馬岳からも見えていました。
_1280613.jpg



この稜線が、「坂の上の雲」 の稜線なのでしょうが、どこから見るといいのかな? 
_1280615.jpg



白馬大池の手前にあるのが このピーク、「船越の頭」 というそうですが、ここで振り返る・・・・・
_1280624.jpg



と、小蓮華山へのこの稜線が、あの「坂の上の雲」 なのでした! 感激!
_1280629.jpg



ちょうど、登山者も降りてきた〜
_1280632.jpg



バックに青空が欲しかったけれど、これだけ見られて大満足。 向うは白馬槍でしょうか?
_1280636.jpg
しばし、我を忘れる思い。 こんな景色を見られて、本当にしあわせ、です。 なかなか来られない北アルプスですが、こうして無事に登り、素晴らしい景色を眺められるのは、仲間のおかげです。



船越の頭を越えると、いよいよ白馬大池です。 まさに雲上の楽園のようなたたずまい
_1280657.jpg



このあたりは、ライチョウ坂というらしいのですが、ライチョウは遠くでバサバサと飛ぶのを見ただけ。
DSC01648_convert_20170907100446.jpg
(photo by トレッキングさん)



_1280683.jpg



_1280689.jpg



まだまだ咲いていたチングルマ
_1280693.jpg



_1280696.jpg


_1280697.jpg



白馬大池で、大休止したあと、いよいよ今日一番急な乗鞍岳を下ります。
_1280700.jpg


歩きにくいよー、きついよー、と散々言われる _| ̄|○


白馬乗鞍岳山頂のケルン
IMG_4525_convert_20170907100516.jpg
(photo by トレッキングさん)


大池からここまでも歩きにくかったけれど、これはまだ序の口、なのでした……


ここからの下りと言ったら・・・・・・ 大岩を乱雑に組み合わせただけ、と言うような歩きにくさ、
バランスを崩したら、おしまい、下りの後半に転びやすい私は、緊張の連続です。

滑りやすい雪渓のトラバスもあったり、写真を撮る余裕はなし、ただ、安全に足を進めるだけ。

白馬乗鞍岳、山容はおだやかに丸いのに、なぜこんな山道なのでしょう。

登るのも嫌だけど、下りも決して楽ではない、厳しい岩道を黙々と進みます。



そうして、なんでもいつかは終わる・・・・・・まるで天国のように感じられる木道が現われると、天狗原です。ほっとしました。難所はこれで終了です。
_1280704.jpg



しばし休憩して天狗原を出ようとしたら、Laylaさんの声が! 見ると、キツネです。 さっきまで座っていたベンチにスタスタ寄ってきて、においをかいでいます。 食べていたお菓子のにおいがするのでしょうか。 人間がすぐ目の前にいるというのに・・・・・
北海道でもそうだったけれど、警戒心の強いキツネが、こうして人間のそばをうろつくことがそもそもおかしい、食べ物は絶対にやってはいけませんね。
_1280709.jpg



栂池自然園に着きました。 お疲れ様でした。 ここからは、ロープウェイとゴンドラを乗り継いで、栂池高原に降りて行きます。
_1280718.jpg



白馬岳には8月に行ったばかりだと言うのに、再びご一緒していただき、
本当にありがとうございました!


つくづく、私は山並みを見るのが好きだなぁ、と思い、
そのために登るようなもの、登らなくても見られるならそれはそれで良いけど、
山上の美しさを味わうためなら、頑張れるのかな、と思いました。


今回は体力に不安がいっぱいで、ギリギリ登れたようなものでしたが、
食べられたので、疲労困憊までは行かなかったようです。
でも、帰ってからは久しぶりの筋肉痛でした。笑


9月でしたが、この夏のビックな山旅が出来ました!


やはり北アルプスはすごいです!







Trackback

Trackback URL
http://jhety.blog18.fc2.com/tb.php/1019-25c5f603

Comment

トレッキング | URL | 2017.09.09 00:21 | Edit
白馬岳・3,000mに及ぶほどの山荘に宿泊したのに
ほぼ観光気分で朝食後、レストランでモーニングコーヒー飲んだりテラスで写真撮影楽しんだりして、ゆっくりしましたね。
2人とも体調良かったからだと思っています。
山頂での撮影会も、楽しかったですね。

yukoさん白馬頂上宿舎から白馬山荘の僅かな距離だけはキツそうでしたね。
久しぶりの山歩きなので体が慣れず少々疲れが出たかなと思っていましたが山荘に到着してからは疲れ見せなかったので良かったです。

8時に布団に入った後、yukoさんが外に出て行ったの知らないほど私は、早く寝てしまいました。

坂の上の雲の稜線、前回は雲の中でよく見えなかったですけど今回、よく見ることが出来たのも良かったと思っています。
白馬岳から大池までの稜線も楽しむ事が出来ましたね。
白馬乗鞍岳から天狗原までの間の危険な場所も難なく通れて良かったです。
皆さん栂池までロープウェイなので大池まで簡単かなと思う人多いんですよ。
yuko | URL | 2017.09.09 05:51
トレッキングさん、ありがとうございました!
いや、1日目は初めからきつかったのですよ。最後の登りでは、つらさMAXでした〜
登りは苦労しましたが、夕焼けを見て、疲れも吹っ飛びました。
それにあれだけ食べて、笑われてしまいましたが、なんとなくこれで翌日もいけるかな?と思いました。
小蓮華岳の稜線を見たときは、感動で言葉も出ませんでした。
無事に自分の目で見られて、幸せでした(≧∀≦)

> 皆さん栂池までロープウェイなので大池まで簡単かなと思う人多いんですよ。
私もその1人です(≧∀≦) まさかあれほどの苦行が待ち受けているなんて!
聞いてないし〜( ̄^ ̄) これからきついよーと直前に言われてもね。
知っていたら…知っていても行くしかないですが 笑笑
北アルプスの巨大さをもろに感じました。
最後にこけなくて良かったです(^。^)
のんびり夫婦の山遊び | URL | 2017.09.10 20:58
yukoさん、こんばんは!
まずまずの天気のなか、皆さんと猿倉から栂池への白馬岳の縦走を
楽しまれましたね。
小屋からの夕景や次の朝の眺め、剣岳など本当に素晴らしいもの
でしたね。
白馬岳から白馬大池までの稜線歩き、良いですよね。
二日間共に沢山の花々に出逢え、また、素晴らしい眺望が得られる
なんて、最高でした。
さらに天狗原でキツネに出逢えたなんて、ラッキーでしたね。
yuko | URL | 2017.09.10 21:51
のんびり夫婦の山遊びさん、こんばんは、
お二人の励ましで、なんとか行って来られました、
やはり白馬岳は高い!でした。歩けど歩けどまだ着かない、
ですが、霧の中から突然現れた岩峰や、たくさんのお花、雪解けの水、
そして頑張ったご褒美は、美しい夕景や夜明けの風景を見られて、
充実した時間を仲間と過ごせました。
キツネには驚きましたが、下手くそに飛ぶライチョウも、見ましたよ。
Layla | URL | 2017.09.11 23:50 | Edit
楽しい二日間でしたね!
もう今シーズンは無理なのか!?、と思うほどでしたが、
行くことができて良かったです。
前回も今回も、比べようがないほど良かったです!
もう紅葉シーズンも早いお花の時期、ツクモソウやウルップソウの時期にも行ってみたい気持ちです!
今回は談話室やレストランでお話したり、コーヒータイムを取ったり、
撮影時間も長く取れて、本当に楽しめました。
また良かったらご一緒してください!
yuko | URL | 2017.09.13 16:57
Laylaさん、
こちらこそ、間を空けずにまた白馬岳に一緒に行っていただいて、感謝感激です。
私は半分は諦めてましたので、まさか!でしたよ、
登れるのか?という不安も一杯でしたけどね。
また来年、雪渓がきれいな内に行きたいな、と性懲りも無く思ってます。
今度は蓮華温泉から? なぁんてね、いいと思いませんか?笑笑
みんな朝早く出立するのに、いいのかなー?なんて思ってしまいましたが、
私はちと遠いので、もう少し早めの時間に降りられると、その後、色々と助かるかな?とも思いましたが、
山上でゆったりするのは、いいものですね。
またご一緒して下さい!
mokos619 | URL | 2017.09.14 11:59
yukoさん、こんにちは(^^)
白馬行かれたのですね〜!
どの写真も素敵過ぎて、見入ってしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
そこに行かなければ、絶対見る事の出来ない景色ですもんね〜。
やっぱり北アルプスは素晴らしいわぁ。
でも健脚なyukoさんでさえ、ハードと感じるなんて、絶対私無理ですねー(^_^;)
まずは山小屋デビューしないと。笑
yuko | URL | 2017.09.14 12:45
mokos619さん、こんにちは
やっと行ってきました〜 の白馬岳です。
やっぱり人気が高いのもわかるわかる!の素晴らしさでした。
> でも健脚なyukoさんでさえ、ハードと感じるなんて、
健脚ではないですって! CTの2倍くらいは考えながら歩いてますよ、年々それがその通りになって行きます。
それに今回はいつにも増してバテました (笑)
まぁ、年取ってもゆっくり登れればいいから、の精神で、ボチボチと。
mokosさんが 仙丈岳に登ったレポ、だいぶ以前ですが、羨ましいですよ〜
> まずは山小屋デビューしないと。笑
お子さんがお留守番だとなかなか、ね、やはり一緒に来るのが手っ取り早いですね。
Comment Form
公開設定

プロフィール

jhety

Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ