社山から黒檜岳へ

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黒檜岳への稜線から見下ろす千手ヶ浜



2017年10月11日  社山から黒檜岳へ 


社山から黒檜岳への縦走は、前々から興味がありました。
一番の問題は、黒檜岳から下山した後の足の便、千手ヶ浜に降りてくるので、そのまま北岸を回り、
菖蒲ヶ浜に出て、出発点の歌が浜に戻る、 あるいは、千手ヶ浜から低公害バスで赤沼経由、さらに歌が浜へ。
車が2台あったとして、やっと成り立つルートなので、なかなか行かれずにいました。



そんなある日、たまたま菖蒲ヶ浜レストハウスのSさんにお会いした折に、なぜか黒檜岳の話となりましたが、
釣り船屋さんも兼ねているSさんに、動力船で菖蒲ヶ浜から阿世潟まで送ってもらい、
帰りは、千手堂に迎えに来てくれる、という話が急にまとまり、社山から黒檜岳への縦走に行くこととなりました。



湖上を船で送ってもらう、なんて素敵なんでしょう。 しかもお迎え確約付き。
阿世潟まで、歌が浜から約1時間の林道歩きも、社山だけ登るなら、景色を楽しみながら歩けるけれど、
社山山頂から黒檜岳までは、3時間、さらには下山に2時間、という長丁場となると、
阿世潟まで10分で行ける、この湖上タクシーは、まるで夢のようです。



菖蒲ヶ浜  今日は向うのあの稜線を初めて歩きます。
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レストハウスに係留してある釣り船、今日はこんな船で送ってもらいます。
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本当にあっという間に阿世潟の浜に着きました。 信じられない~(笑)
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これからワカサギを採る、というSさん、早朝からありがとうございました。
帰りもよろしく~ ということで、湖畔から峠に向かいます。



早速登り始めて阿世潟峠、今日は先が長いので、さっさと行かなきゃ。
とはいえ、足尾方面の紅葉がきれい。
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いつもの景色だけど、やっぱりここは箱庭のよう。
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この明るい雰囲気の社山、やっぱり大好きです。
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菖蒲ヶ浜が見えてきた~
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足尾の谷もきれいです。
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今日はここがゴールでないからか、なんだかあっけなく着いた社山、
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向うに見える男体山が、雲に隠れてしまいました。



足尾谷から雲が湧きあがってくる・・・・・ 天候悪化?
いやいや、そんなはずはない、と天気予報を見直す・・・・・
このまま悪化するなら、社山から下りちゃおうかな?・・・・と、弱気の虫が顔を出す・・・・・・



予報は・・・・・ 雲はあるけれど、時折晴れ間も望めて、とにかく夕方まで雨の心配なし、
ということで、勇気を出して行ってみることにしました。



社山から先、黒檜岳への縦走ルートは、山地図では実線ではなく、点線・・・・
「踏み跡不明瞭」 「迷いやすい」 「経験者向き」 と怖いことが書いてあります。
その上、足尾方面には、結構、熊さんが生息している、というテレビ番組も見たし・・・・
1人では怖いなぁ・・・・・ と思いつつ、とにかく行ってみよう、と出発。



社山山頂から 足尾方面への稜線は、明るそうだけど・・・・・
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黒檜へは、こちら、暗い森の中に入って行きます。 かなりの急坂の上、
ほとんど登山道ではないような荒れた道・・・・・
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黒の森をぬけたら、開けた所に出てきました。
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このあたりは、なだらかな稜線、男体山の方は、ガレ場となっています。
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この右方へ登って、左手に伸びる稜線を行くようです。
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この気持ちが良さそうな稜線を辿って、
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右手奥の小高いところが、どうやら黒檜岳、かな? 
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いつの間にか晴れてきて、白根山や錫ヶ岳、眼下には、千手ヶ浜と、西の湖の続く樹林帯、
初めてみるここからの景色に感動です。 
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錫ヶ岳?
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写真ではなんということもない笹原、ですが、これが曲者、
なんと胸のあたりまで生い茂っているので、泳ぐようにかき分け、かき分け、
わずかに凹んで見えるところを探し、手さぐりでなく足さぐり、足元がスカスカならば、正しい道です。
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右側に目を転じると・・・・・・ 大きな雲の影と
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紅葉の谷
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この辺りまで来ると、ほとんどアップダウンもなく 道もわかりやすく・・・・
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わかりやすいのは、稜線だから。 
こんな森の中に入ると、道標も少ないルートなので、どこがどこやら~
何回かルートを見失い、地図とGPSを照らし合わせて、
とにかく谷に落っこちなければいいか、で進みます。
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ということで、やっと黒檜岳に着いた時には、心底ほっとしました・・・・・
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だけど・・・・あれ? GPSではここが山頂ではない・・・・ もう少し先?



本当に少し先に、また山頂標識ありました。
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樹木が生い茂り、まったく展望のない山頂です。 ここまで社山山頂からぴったり3時間、
亀歩きの私としたら、コースタイム通りは、喜ばしい~ 
だけど、ここからの下り、地図によると、かなり急だな。



無事に下って早く船に乗りたいよぉ。
ということで、下り始めましたが・・・・・・
尾根上はよかったものの、広い尾根となると、またまたルートが分かりにくい・・・・
道標は、申し訳程度で、ほとんどない!


踏み跡なんて、そもそも少ないうえに、落ち葉に隠れてるし・・・・・ 


ただ、紅葉で明るい林になってきたので、それだけが救い、の 迷い道でした。
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足元も明るい~
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最後の最後、湖が見え隠れするようになってからが、きつかった・・・・
登山道と沢が一緒になっているようで、歩きにくいことこの上なし、



湖畔に着いた時には、本当にほっとしました。 
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大げさだけど、 「生きて帰れたな」  という心境。



同時に、よくやった自分、と 褒めました。
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朝、Sさんには、2時から2時半くらいに湖畔に着く予定です、と伝えておいた通り、
2時15分に ムカエタノム の電話連絡、
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待つこと10分あまり、はるかかなたから、船が迎えに来てくれました。
なんか感動です。



最後のフィナーレにふさわしく、
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紅葉の南岸をゆっくりと見物して
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あとは、男体山に向けて、超スピードで湖を横断、モーターボートも真っ青です。


帰り着いた菖蒲ヶ浜、今日たどった稜線は・・・・・見え隠れしていましたが、
充実感でいっぱいでした。 
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Comment

yosi | URL | 2017.10.27 23:47
やりましたね!
アプローチに湖上タクシー!でしたか。発点と着点をどう結ぶか悩むところですが、船の送迎とは思いもつきませんでした。千手ヶ浜から遊覧船で歌が浜まであたったこともありますが、時間が合わずで。。

社山から太平山分岐までは気持ちのいい笹原ですが、黒桧岳あたりの暗い森は早く抜けたく、湖面が見えた時にはほっとした記憶があります。同じですね。

yuko | URL | 2017.10.30 07:17
yosiさん、こんにちは
長いこと行ってみたかったのですが、おっしゃる通りに帰りの足に悩んでいました。
釣りはやらないので、釣り船の存在を知りませんでしたが、
こんな利用法があるんですねー、びっくりでしたが、
歌が浜の釣り船屋さんなら、歌が浜へのお迎えも頼めるようです。
お山の稜線はとても美しく、なんだか秘密のポイントとでもいうような感じでした。
黒檜岳はあまり楽しくなくて、鬱蒼としていて、つい急ぎ足、yosiさんでもそう思ったのですね。
Layla | URL | 2017.11.01 12:38 | Edit
紅葉もバッチリの良いタイミングで行かれましたね!
雨続きだったり、都合がつかなかったりで、今年は奥日光の紅葉、見れませんでした。
お写真拝見で楽しませていただきま~す!
もちろんこのコースはいずれ行ってみたいです。
都合が合えばご一緒ください!
yuko | URL | 2017.11.01 16:04
Laylaさん、タイミングってあるんだな、と思いました。
ちょうど出られそうな日があって、天気もまずまず、
そんな日の前日にこの船タクシーの話が出てきて、
これはもう行くしかない、と、思い切っていってきました。
ほんとはソロだとちょっと心細かったんですよ。
だけど、それもいい経験になりました。
全体的にはいいコースです。眺めが良いですよ。
黒檜岳の下りだけはもう諦めるしかない、そう思って下ります。
いつかご一緒しましょう。
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jhety

Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

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