なつかしい味

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近いのに、なんとなく行かない場所、というところはあると思うが、そんな所にアップルパイの店があった。
店の名前は「マミーズ」。売っているのは、アップルパイとバナナパイだけ。
ホールで買い、6切れにカットしてもらった。

ぽってりと丸くて、ちょっと歪んでいたりして、ケーキ屋さんのそれのような
美しいパイではないけれど、なんだかワクワクして早速食べてみて、びっくり。

パイ皮は実にあっさりとしていて、しつこくなく、りんごの大ぶりな固まりにも
驚いたし、カスタードクリームの量も控えめでやさしい甘さだ。

懐かしい味のパイだった。


私の母は決して料理やお菓子が上手ではなく、むしろへたな方だったと思うが、
なかなか熱心で、ガス台の上に乗せるガスオーブンも早くから手に入れて、あれこれ作っていた。 
スポンジケーキやシュークリームのような、ふくらませるものは失敗していたけれど
母が唯一上手だったのは、アップルパイだった。
素人だから、形はでこぼこだったけれど、りんごの煮具合もちょうど良かった。

母の妹がりんご農家に嫁いでいて、毎年りんごは飽きるほど送られてきたから、
案外、りんごを食べきれずに 仕方なく作ったのかもしれない。

昔の事は忘れてしまっていたけれど、マミーズのアップルパイのおかげで、
そんなことを思い出した秋の一日だった。




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Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
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丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

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