おもかげ復元師

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この優しいタッチの水彩画だけをみたら、子供の可愛らしい顔、と思うだろう




でも、これはある納棺師の方がつづった「震災絵日記」
つまり、この可愛いお子さんは、ご遺体なのだという哀しくもつらい現実




笹原るいこさんという、納棺師の方が、震災後の沿岸地域で
3000人のご遺体をボランティアで復元した、その記録である




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ページをめくると、右側のスケッチは、みんな目をつぶっている



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子供が身近にいる生活のせいか、どうしても小さい子に目が行ってしまうのだが・・・
お父さんもいれば、お母さんもいる、年頃の娘さんもいる
そして、みんなもう目を開けることがない




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ご遺族の了解を得て、お顔を復元し、表情を直し、お化粧し、髪を整え、そうして初めて、
ご遺族の方が泣くことができた、納得することができた、最後のお別れができた、
この仕事はなんと崇高で、そして哀しいことなのだろう




納棺師という仕事は、「おくりびと」という映画の影響もあって広く知られることになってきた
私も父の葬儀の際には、女性の納棺師の方にお世話になったことを思い出した




震災も、その後の人災も、月日の流れとともに、少しずつ色を失ってきてしまうが、
こんな悲しい別れが、北の海沿いの町のあちこちであった、ということを
決して忘れてはならないんだよ、と この本は教えてくれた









 




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Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

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