それは小来川周辺、大観光地日光のすぐそば、前日光というのでしょうか?
本当にのんびりとした里山風景が広がっている地域、
なにがあるわけでもなく、清涼な黒川の流れにそって、集落が点在しているような所です。
そこに良質な炭を作っているところがあります。
14号線、いわゆる古峰ヶ原街道と 277号線の交差しているのがここ

そしてこの先の普通の民家が「日光炭焼き工房」 看板もなんにもありません。

ホームセンターやスーパーで売っている炭とは全く違う品質、ここのご隠居さんが作っています。
以前、ふとしたことで手に入れたこの炭、貼ってあるラベルの住所から探し出したのがここ。
去年全部使い果たしてしまい、そのあと大雪騒動でなかなか行かれず、今日も訪ねてみたものの、
大雪で(炭焼き小屋が?)つぶされたので、今は作っていない、というのを探してもらって
やっと一袋手に入れました。5キロで600円です。
すぐそばで、手作り味噌も仕入れました。

店にはだ~れもいないけど、インターフォンで呼べば、隣の農家から奥さんが来て売ってくれます。
なんとものどかなものです。
ひさしぶりに黒川上流の「やまが」というお蕎麦屋さんに行くことにしました。

小来川地区の公共のお蕎麦屋さん、天もりと別に頼んだ厚焼き玉子です。

地元産のそば粉100%使用のこしがあるとても美味しいお蕎麦に からりと上がった天ぷら、
そして玉子焼きも素朴に美味しい。
店内もきれいです。

ここで何度か 例の炭を仕入れたのだけど、今日は幸運にも2袋売っていました。
貴重な炭、もちろん購入です。

ゆっくりと食事もしたので、さぁ、日光に帰りましょう。
清流黒川をさかのぼって県道が通じています。

そして、一番奥の集落には、こんな道祖神が並んでいます。
こけむした石段の上には小さな神社。

道祖神は集落のはずれで 見守っているようですね。

後ろ側がなんだかおもしろい。
枯れ残りのアジサイ

そしてフキノトウが芽を出していました。

このあたりから先は川から離れ、植林された薄暗い林を進みます。
夕方には通りたくない、キツネにでもだまされそうな、そんな雰囲気、
車一台がやっとの道をグネグネとかなりの急こう配で登って行くと、いつしか峠に近くなり、
峠を越えたら、はい、日光連山とご対面!!

ただいま~ っていう感じ。眼下は清滝の町です。このまま下るとやしおの湯に出ます。
さぁ、雪の残る中宮祠に帰りましょう。