<上高地から涸沢へ> 時空を超えて 1

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河童橋から眺める岳沢



上高地、日本を代表するリゾート地であり、同時に北アルプス、穂高岳、槍ヶ岳山群の玄関口、
山が好きな人には、あこがれの地、ですね。


上高地に行ったのは、何年前の事でしょうか。
昔、山によく行っていたころ、20代前半、そのころに何回か通い、その後、10年前以上に
夜行日帰りで行った記憶がありました。


今年は唐松岳、燕岳と、たて続けに北アルプスに行く機会がありました。
そして・・・・・・
この夏が終わる前に、なんとしてでも上高地に行きたい!という思いがふつふつと湧いてきました。


上高地は、帝国ホテルや大正池、河童橋で有名ですが、本当に行きたいのは、そのずっと先、
涸沢カールです。
涸沢は、奥穂、前穂、北穂にいだかれた、カール状の地形、ぐるりを3000mの山々に囲まれた登山の聖地、
上高地からは、徒歩で6時間はかかります。
そしてその後半の3時間は、時には急坂も連続する登山道、もはやスニーカーでは行かれない所、


行くことに迷いはなかったけれど、少し心細い気持ちもあったので、
いつもの山仲間に声をかけてみました。 
急なお誘いだったけれど、トレッキングさんが付き合って下さることになりました。 
持つべきものは 友、 ですね~



山友、と言っても、小屋泊の二人旅、やはり気になるので、出張先にいる夫っとにお伺いをたてる・・・・
と、行ってらっしゃい、と。 おお~、心が広いね、夫っと。
では、行ってくることにします。

久しぶりに涸沢に行きたいね、と話していたので、今の私たちに行かれるか、下見してきますね。



早朝に出発し、上高地~涸沢まで、涸沢小屋宿泊、 翌日下山、 
涸沢で、山々を眺め、写真に収めるのが目的の山旅、
上高地が好きで何回も訪れているトレッキングさんですが、涸沢は初めて、
そして、私は、なんと40年ぶり近い再訪、
山の神は微笑んでくれるでしょうか?


2016年8月20日~21日 上高地から涸沢へ



朝の上高地
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観光バスが何台も停まり、次々にお客さんをおろしていきます。
今日は朝からあおぞら!!
早朝に日光を出発した時には、雨ふりでした。 



バスターミナルから歩いてすぐ、河童橋です。
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橋の上に立ちます。
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(photo by トレッキングさん)



下流には、焼岳
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河童橋を過ぎると、林の中を進み、梓川ちかくのきれいな沢にそって歩いてきます。
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明神を過ぎ、徳沢まで来ました。 草原のキャンプ場です。 ここまで2時間、
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井上靖の小説 「氷壁」 の舞台となった 「徳沢園」 別名 「氷壁の宿」 があります。
こちら側は食堂、奥が宿泊棟となっています。
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一帯は、草原が広がり、のびやかなたたずまい
ここにテント泊して、のんびりする、というのも、とっても素敵。


ですが、すぐ近くの 「新村橋」 を渡ると、そこは、クライマーの聖地、奥又白谷、
普通の登山の人は寄りつけません。
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(photo by トレッキングさん)


私たちは橋を渡らずに、なおも梓川左岸を進みます。
次のポイント、横尾に着きました。



立派な横尾大橋を渡ると、横尾谷となり、涸沢に近づいていきます。
直進すると、槍ヶ岳の下部、槍沢方面となる分岐点です。
正面の山は屏風岩。
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(photo by トレッキングさん)




山旅を終えてから、ふと、昔はどうだったのだろう?と、40年前の写真を探し出しました。




この橋が、横尾橋、 昔はこんな小さな木の橋だったのですね。
そして、なんと、夫っとです。 キスリングを背負っています。 スリムで若い! しかも長髪だ 笑
これから初めての涸沢でテント泊するところです。
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40年前のカラー写真です。



そして、私 (汗)  屏風岩の下部の河原で休んでいるところ。
私のキスリングは、確か20キロはあったように覚えています。
夫っとのは25キロだったかな? 
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母が編んだセーターを着ています。
季節は秋、いや、初冬というべきか、10月中旬です。


さて、横尾大橋を渡り、いよいよ横尾谷に入って行きましょう。
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2時以降は入山するな、とありますが、ここから3時間かかるのです。



しばらくはゆるやかな登り、屏風岩を半周するように、巨大な屏風岩をぐるりと回り込んで行きます。



屏風岩の頭  ここの岩場は国内最大規模だそうです。
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そして、本谷橋までやってきました。 ここからは、いよいよ登山らしくなっていきます。
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橋を渡るトレッキングさん、 結構上下に揺れます。
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40年前の本谷橋は、こんな橋でした。 河原の木造の橋です。
大雨でもあったら、流されそうです。
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オオカメノキの赤い実
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かなり大きなガレ場があります。
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立ち止まらずに、ススメ、と あります。
ペンキ印を頼りに、慎重に進みます。



この日は低くガスが垂れ込めて、山々の展望はのぞめません。
ガレ場を過ぎると、はるか向こうの丘のようなところに、なにかが見えてきます。
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アップしてみると、山小屋とテント??
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あまりにも遠いので、ただ、足元を見ながら、黙々と登りますが、もうすでにバテバテのヘロヘロです。
いつもより少し荷物が重いせいもあるのかな? 
あまりにも体力がなくて、ちょっと凹みました。



涸沢小屋へは右、涸沢ヒュッテとテント場へは左、の分岐に着きました。
大きな人は外人さん、テント泊のザックを背負っています。、が、足元は、なんとサンダルでした! 
多少、がっちりとしたサンダルで、かかとを止められるようにはなっているけれど・・・
そして、後から奥さんらしい人が 空身でえっちらおっちら・・・・・・
奥さんの足元も、やっぱりサンダルでした。
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一緒に映っている女性は、道を教えていた人、奥さんではありません。



そしてついに涸沢ヒュッテちかくのテント場
でもまだ遠い、 この頃には、すっかりバテて、足が重い~
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これで稜線でも見えれば、カラ元気も出るかもしれないけれど、このガスが・・・・



カラフルなテントの向うの赤い屋根が、涸沢ヒュッテ、
私たちの今日の宿は、涸沢小屋なので、ここからまだ少し登らないと・・・・
もうすでに、写真を撮る気力なし・・・・・・
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そして、20代の私もここでテント泊しました。
私たちのテントは欧州山荘製の赤いカマボコ型、向うに見える三角のテントに時代を感じますねぇ。
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10月半ばというのに、向うに見える雪渓は この8月のより大きい!
稜線にはすでに雪。



そして、雨が本格的に降り出したころ、やっと涸沢小屋に到着しました~
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小屋の内部です。 この日は土曜日なので、やはり混んでいますね。
ここは大部屋で、当然相部屋、だけど、1人1組の布団が用意されているので、これで十分。
涸沢ヒュッテに電話したら、1つの布団を2人で使うかもしれない、と言われていたので、
涸沢小屋にして 大正解でした。
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鍵のかかる更衣室や、濡れた衣類を干す乾燥室もあるので、問題ありません。



ただ、食事は二部制、5時と7時、私たちは遅い方の7時スタート。
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食事を待つ間、外に出てみたら、わずかな時間、ガスが晴れて、テント場が見渡せました。
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明日の予報は・・・・・とボードを見たら、無情の 雨のち曇り・・・・


うう~ん、ここまで来たのだから、かっこいい稜線を見たいなぁ・・・・・・・


することもないので、食後の8時には就寝・・・・・・・
寝不足のトレッキングさんは、7時半には爆沈(笑) 
山小屋の夜は早い(笑)




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Comment

トレッキング | URL | 2016.08.24 12:40 | Edit
キスリング背負った夫っとさんカッコ良いですね!
セーター着込んで、ぱんぱんなyukoさん若々しいです。
三角のテントは思い出たくさん有りますが、かまぼこ型テントはいからですね!
どの辺の場所だったでしょうか、私のザックに水を積み替えてから汗が噴き出て来ました。重くないふりして登って行きました。
前日決定準備に忙しく前の夜2時間30分しか寝てなかったので夕食前から熟睡状態(笑)
涸沢小屋はスペース余裕が有り快適、涸沢ヒュッテにしなくて正解でしたね。
上高地から、いっぱい歩きました!!

須藤滋 | URL | 2016.08.24 15:54
この夏は白馬から上高地、涸沢まで、頑張って素敵な登山をしていますね。T夫の二十代のスリムな姿、優子さんの若々しいセーター姿、今昔が対比できる素晴らしいブログだと感心しました。😉👍✨
yuko | URL | 2016.08.24 16:54
トレッキングさん、こんにちは
前日決定にも関わらず、お付き合い下さってありがとうございました~!

> キスリング背負った夫っとさんカッコ良いですね!
ご覧のようにお腹もぺったんこだったのですよ? このキスリング、捨てがたくて、実はまだ取ってあるのです(笑)
そういうところが、すでに老人化してますね(汗)

> セーター着込んで、ぱんぱんなyukoさん若々しいです。
ぱんぱん、って・・・・ お気に入りのセーター、何度も洗ったので少し縮んでしまって、
しかも、下にはごつくて厚いウールの山シャツを着こんでいます。
あ、そういうことではないですか? 

> 三角のテントは思い出たくさん有りますが、かまぼこ型テントはいからですね!
我が家の初テントがこれです。なかなか優秀なテントでしたよ。大活躍しました。

> 私のザックに水を積み替えてから汗が噴き出て来ました。重くないふりして登って行きました。
本当にすみませんでした~、最後の最後、登りがきつかったですよね。
意識がもうろうとしていました。

> 前の夜2時間30分しか寝てなかったので夕食前から熟睡状態(笑)
> 涸沢小屋はスペース余裕が有り快適、涸沢ヒュッテにしなくて正解でしたね。
狙いが当たりましたね。混んではいたけど、設備も十分だったし、苦痛なところはなくて、私も熟睡できました。
なかなか良い山小屋でした。

yuko | URL | 2016.08.24 16:57
須藤さん、こんにちは
私の若い時を知っている須藤さん、さすがに40年もたてば、いろいろ変化もありますが、
それでもまた行ってこられて、今回は本当に嬉しかったです。
北アルプスは厳しいけど、無理をしないで行けば、まだまだ楽しめそうです。
次回のヨット合宿、頑張ってください。
Layla | URL | 2016.08.25 11:11 | Edit
おぉぉ~! 時空を超えましたねぇ~!
素晴らしぃ~!
以前より本格元祖山ガールと思ってはいましたが、
ここにきてそのお姿が見られ、嬉しいです!w
こうして留学を蹴って、夫っとさんと人生を歩み始めたわけですねぇ。
夫っとさん、カッコ良いから納得ですよ。
ニヤニヤ(^◇^)
カールの山の形や残雪の横の草地の形が変わっていないあたりが、
すっごく感動しますね!
橋やテントが進歩しても、山はずっとそのままでいたあたり、
自然の雄大さを実感しました!
それにしても、涸沢カールまでって遠いんですね。
頑張りましたね!!
yuko | URL | 2016.08.25 21:49
Laylaさん、こんにちは
山ガールというのかどうか・・・笑 そんなオシャレではない時代、
今見ると、若さだけで突っ走っていましたね~
新宿発の夜行列車が常宿だったような (笑) 時には駅で寝たり、もしてました。

> 夫っとさん、カッコ良いから納得ですよ。
おお~!!、夫っと、読んでるかなぁ? 

> カールの山の形や残雪の横の草地の形が変わっていないあたりが、
> すっごく感動しますね!
そこですっ! 当たり前と言ったらそうなんだけれど、こうしてこの先もずっと変わらない自然、
きちんと残していかないと。
涸沢までは遠かったけど、素晴らしい景色も見られたし、
なにより、若い時の自分と図らずも向き合っちゃったな、と特別な2日間となりました。
のんびり夫婦の山遊び | URL | 2016.08.25 22:13
yukoさん、こんばんわ!
お仲間と涸沢を楽しまれましたね。
生憎の天気、眺望は得られなかったようですが、テラス
からの眺めは素晴らしいですね。
ビールを片手に眺めてみたいものです。
以前、20kgも背負って歩かれたなんて~生粋の山ガール、
凄いですね。
私達は一度はと思いながらも、涸沢はおろか上高地さえ
行ったことがありません。
昨年、蝶が岳から眺めただけ~レポ、楽しませていただき
ました。
yuko | URL | 2016.08.25 22:32
のんびり夫婦の山遊びさん、こんにちは
本当にひさしぶりの涸沢でしたが、翌日はよく晴れたのですよ。
おかげで、望みどおりの大展望を満喫してきました。
確かに、上高地、遠いですよね~、しかも涸沢までは6時間、
気合を入れても、なかなか足が向きません。
私も、昔ですが、常念~蝶が岳を縦走しました。
ここも素晴らしい所なので、今度はまた行ってみたいです。
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jhety

Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

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