志津峠から男体山

_1260736.jpg二荒山大神が見つめる空



男体山の登山口は、言うまでもなく二荒山神社ですが、
もう一つ、裏男体林道からも登山道があります。  
数年前に、登山口の志津峠に車の乗り入れが出来なくなって
入山する人は、ぐっと少なくなりました。


裏男体林道は、途中に設置された駐車場までしか入れず、その先は志津峠まで
一時間半あまり、延々と林道を歩きます。
林道歩きは、どこの山でもあるし、一時間半が特別長いわけでもないのですが、
やはり、きちんとご祈祷を受けたお守りをいただいて、登拝門から入山する、という神様のお山、
裏から登る、というのは、いけない事なのでしょうか?


男体山の麓に住んでいる私ですが、今までなぜか男体山には一回しか登ったことがない、
それも、ヘロヘロになった記憶、ただ、登るにつれ、中禅寺湖の素晴らしいパノラマが
背後に広がってくるのは、とても感動的なものでした。


さすがは神様の山・・・・・・・ でも・・・・・・・反対側からの景色はどうなのだろう? と
次はなんとか志津峠から登ってみたいものだと思っていました。


一日中、梅雨の大雨が降り続いた翌日、どうやら曇りの日が約束されました。
ただ・・・・・ 風が強いらしい・・・・・ 風速12m? てんくらは当然  「C」 


そんな日でしたが、トレッキングさんをお誘いして、行ってきました。


2017年7月2日(日) 志津峠から男体山


表に対しての裏、裏口・・・ なんだかマイナスイメージが付きまといますが、
表があまりにも華々しいので、それも仕方ないか、だけど、あえて、 とは言いたくなくて、
志津峠から、と 言ってみました。


三本松に集合した時は、かなりの雨、だけど、雲の動きは早く、見た目にも流れている、
時折、穴のような青空も見える、それにこの後、雨はやみ、一日天気は持つ、という予報を信じて、
とりあえず、梵字飯場跡まで行ってみると、不思議なことに雨は降っていませんでした。


まずは一時間半の林道歩きから始まります。 地味にゆるい林道を登って行くのも
案外きつく感じられる頃、やっと志津峠に着きました。 
道標もしっかり、さて、林道から分け入って登山道に入ります。
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すぐに 小さな祠の神社があり、志津宮、とありました。
その脇には、 志津小屋、避難小屋です。


昨日の雨で、かなりの泥濘、のっけから、スパッツも泥だらけ、


振り返ると、太郎山、右手の大きいのは、大真名子山です。
大真名子へは、同じく志津峠から登山道があります。
数年前、まだ志津峠に入れた頃、やまとそばさんとここから女峰山に登ったことがありました。
この山の配置が 新鮮です。
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一合目、二合目、と導かれて、もう三合目、登山口の標高は、おそらく1600mはあるので、
どんどん進む感じがします。
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すると、緑一色の中、イワカガミのピンクが目立つようになりました。
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もう半分来た
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道標もリボンもあるけれど、やや少なめなので、道を確認しながら登る・・・・
なかなかの傾斜で、険しいです。
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あちこちにイワカガミの群生が見られます。
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と、いきなり眼前が開けたかと思うと、ナギの先端に出ました。
グズグズと滑りやすい砂礫がずっと下まで続いていて、なかなかスリリング
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今まで樹木にさえぎられていたので、いきなり!、という感じに、こちら側が見えてきました。
大真名子山と、奥に女峰山です。 山頂は雲の中。
ここらから、強風が容赦なく吹き付けてきました。 予報通りです。
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と、足元には、こんなお花が・・・・・ なんだろう?
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強風の中、尚も登って行くと、もう8合目、
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火口壁の端っこに出てきました。
金精峠から良く見える、男体山の火口、巨大な火口ですが、中はすっかり緑で埋め尽くされています。
向う側が、火口壁の反対側となります。
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危険なので、ロープで仕切られていて、中を覗き込むことは出来ません。



火口の方角からものすごい風が吹き上がり、木々が盛大になびいています。
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9合目、もうすぐ。
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火山らしい赤茶けた砂礫 
そういえば、表側も9合目あたりからは、こんなグズグズの砂礫で、登りにくかった、と思い出す。
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火口から吹き上げる霧、 その向うには、山頂のお社が見えています。
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そして、剣のある、三角点到着! 
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こんな天気でも、たくさんの人が登ってきていました。
中には、半袖半ズボン姿も!!  こんな風と低温なのに大丈夫?


早速、記念撮影~
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だけど、飛ばされそうで怖いよぉ~


なんとか体勢を整えて~
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(photo by トレッキングさん)



トレッキングさんはばっちり
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そして見下ろすと、麓もよく見えています。
右には、湖畔の中宮祠の町、 真ん中の山の中腹の建物は、明智平
左には清滝の町。 天気が悪いのに、これだけ見えています。 
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そしてお社のある表の登山道の方へ移動すると・・・・・ 続々と登ってくる人が見えています。
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表道は、中禅寺湖を背に、黙々と直登するので、振り返ると絶景です。



二荒山大神に御挨拶~
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(photo by トレッキングさん)



さすがに男体山、ここから見下ろす中禅寺湖は本当に箱庭のよう。
正面の社山が まるで丘のようなでっぱりに見えるほど。 低いねぇ・・・・・・
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少し先のお社に行ってみます。 ここから先には行かれないようです。
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太郎山神社、だそうです。 ん?どうしてここに?
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(photo by トレッキングさん)




手前の北岸、中央やや右の赤い屋根はおそらく金谷ホテル、 その先の白く見える砂州は菖蒲ヶ浜、
暗いのですが、プリンスホテルや、千手ヶ浜、その向うの西の湖まで見えました。
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すべてが ギュッと濃縮されたようで、コンパクトに見えています。
つまりそれだけ、ここが高い、ということですね。
なにも見えない雲の中~、も予想していたので、この天気でこれだけ見えれば、大収穫!



山頂に戻り、冒頭の写真を撮っている私
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不穏気な雲が、なかなかいい感じ。
(photo by トレッキングさん) 



さて、今日はピストン、下ります。
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(photo by トレッキングさん)



その前に・・・・・ 強風をさけて、9合目まで戻り、お昼ごはん。
ここは風がさえぎられていて、暖かくさえ感じました。




火口壁ごしに見えるのは、戦場ヶ原と 湯ノ湖、右には、光徳アストリアホテルの赤い屋根
湯ノ湖が一段と高いのがはっきりとわかります。 この方角から見るのは初めてなので感激!
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向う正面の太郎山のすそ野も広大です。
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ぐんぐんと下ります。
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ザレザレを慎重に渡りますが、本当に風が強いので、バランスを崩さないように・・・・・
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このあたりから、再び、イワカガミ登場~
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火口壁の反対側にある ナギまで下ってきました。
さっきは見えなかった女峰山が見えています。 
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樹林帯をどんどん下ると
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もうそろそろ志津宮が近い。
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志津宮、  あまりお手入れされていないようで、大きく育った雑草どころか木が生えている・・・・・
ちょっと寂しいです。
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そうして、志津峠まで下ってきました。 登りでは3人が先行、下りでは誰にも会わず。
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林道途中の ゆどの橋から見える男体山、
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駐車場までの間に会ったのは、太郎山から下ってきた男性一人だけ、


ところが・・・・・・ 駐車場に着いてみたら・・・・ 朝はなかった車が5台ほど、
その内の一台は、大きなタクシーで、お客さんの到着を待っていました。
登りでも人に会わなかった、ということなので、どうやら、表~裏への縦走をする人が
車をデポしてあった、ということのようですね。


この日は、日曜日ながら、前日はかなりの大雨、当日は曇りで強風だったけれど、
山頂には、予想以上の登山客がいました。 後から聞いた話だと、表からは300人以上登った・・・・とか?
うう~ん、さすがは男体山、これだけ天気が悪くても300人超え?
これから本格的な夏になったら、一体どれほどの人が登るのだろう?
ちなみに登山料は1人500円、単純計算で・・・・・ ですね。 すごいもんだ!



決して、500円をケチったわけではないのですが(笑)
私は、志津からの登山道、気に入りました。 まぁ、次回があったら、表~裏 
あるいはその逆回りもいいかもしれないけど、
登山らしい山のたたずまい、加えて、女峰山方面の山の深さを感じられるこのルート、好きです。
なかなか楽しい一日、となりました。



悪天候の中、お付き合いいただいたトレッキングさん、サポートありがとうございました。


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Comment

トレッキング | URL | 2017.07.04 17:02 | Edit
強風で飛ばされないように男体山・宝剣につかまるyukoさんを見ながら良い写真が撮れたと1人何度も見入ってしまいました。(少し笑いながら)
なかなか写そうと思って写せる写真では有りません自己満足!
志津からの男体山登頂変化に富んで楽しめましたね!
Laylaさんの言ってた通りイワカガミが至る所に咲いてました。
男体山・風速12m てんくら 「C」で登るのもサバイバル感有り特別に楽しむ事が出来ました。
お世話に成りました!
yuko | URL | 2017.07.04 17:57
トレッキングさん、

> 強風で飛ばされないように男体山・宝剣につかまるyukoさんを見ながら良い写真が撮れたと1人何度も見入ってしまいました。(少し笑いながら)
撮ったなぁ・・・・!! 全く情けない姿ですが、本当に飛ばされそうで怖かったです。
こんなところで転んでいたら、しゃれにもなりません。

悪天候、まぁ、風ですが、てんくらC,そんな中、お付き合いいただいて、感謝~です。
前日が雨で梅雨で、「歩きたい!」病だったようですね、お互い。

思っていた通り、なかなかいい登山道、それに帽子も飛ばされそうな風、ワイルド~な一日でした。
人が少ないのが一番良かったな、と、ああ、私は天邪鬼~

Layla | URL | 2017.07.05 23:26 | Edit
志津からの男体山、お疲れさまでした!
志津の方に車が入れれば女峰山、大真名子、小真名子、太郎山、
と行ってみたい所ですけどねぇ。。。
いつか車をデポして表から裏への縦走をする時は
声をかけてください!
でも志津ピストンで8時間越えかぁ。
厳しいなぁ!
yuko | URL | 2017.07.06 11:27
Laylaさん、
> 志津の方に車が入れれば女峰山、大真名子、小真名子、太郎山、
ですよねぇ。ほんとに残念ですよ。
今回、林道歩きが長い分、本番は短く感じました。でもやはり
over8時間〜〜笑笑 シニアというか、私はCT超えなので、仕方ないですが、
やはりお山は大きかったですね。
今度は表〜裏、行ってみませんか? デポ式なら可能で、変化があって面白いですよ。
しかし、志津峠の山の中感は半端ではありませんでした。
Layla | URL | 2017.07.06 23:35 | Edit
>しかし、志津峠の山の中感は半端ではありませんでした。

ん? これはどういう意味でしょう?
行ってみればわかるか。
yuko | URL | 2017.07.07 00:50
Laylaさん、
> >しかし、志津峠の山の中感は半端ではありませんでした。
>
> ん? これはどういう意味でしょう?

わかりにくくてすみません!
つまり、山が深い、山奥感、というような。
あまり人がいないので、余計感じるのでしょうね。
Layla | URL | 2017.07.07 10:17 | Edit
いえいえ。
きっとそういうことなんだろうとは思ったのですが、
山経験が豊富な yukoさんが身近な所で山奥と感じた場所がどんな様子だったのだろう、
とすごく興味深かったもので。
やっぱり行ってみるのがいいですね。
yuko | URL | 2017.07.19 06:08
Laylaさん、
> やっぱり行ってみるのがいいですね。
そういう事です (^^)
太郎山の裾野、女峰山の裾野、どちらも広大で奥深い感じに
見入ってしまいました。
いつか表〜裏の縦走しましょう。
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プロフィール

jhety

Author:jhety
日光をこよなく愛する、アラ還です。
趣味は、山登り、スキー、カメラにピアノ(順不同)
東京と日光の二重生活も、早4年?
丁寧な生活が目標ながら、孫たちのパワーに
押されまくり、へとへとな毎日を送っています。

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